歯科で用いるCTは、通常のCTと比べてとても小さくて複雑な範囲に特化した装置となり、コーンビームCT(お口の周りをぐるっと回りながら撮影する方法)とも呼ばれています。
当院のCT(モリタ社 ベラビューエポックス 3Df40e)は、撮影時間が約10秒程度と短くて、被爆線量が医科の1/8~1/50とかなり低水準です。(図参照)座位や立位のままでの撮影が可能で楽に撮影できます。
当院では、レントゲン撮影時には必ず被爆防護のエプロンの着用をし、必要最低限の被曝線量、被曝領域での撮影を行っておりますので、妊娠中の方や小さなお子様にも安全です。
従来のX線写真は二次元の平面な診断になりますが、歯科用CTは三次元の立体画像となりますので、より多くの細かい情報を得ることが可能です。
この情報をもとに、的確な診断をおこない、治療の精度やあげて、安全かつ治療期間の短い治療をおこなうことができ、患者さまにとって多くのメリットとなります。
親しらずや埋伏している歯の抜歯、根管治療(歯の根の治療)、など幅広い歯科治療にも有効です。
本図中の数値は
(放射線医学総合研究所調べ等による)